
それにしても漫画を読むのにはいい世の中に
なりました。欲しい本はヤフオクやアマゾンで粘れば
安く手に入るし、コンビニや文庫版で幻の名作が
続々出る。
で、「兎が走る」
ずっと探してたんです。
弘兼さんといえば「島耕作」シリーズだけど
私の中では違うんです。島耕作は何だか要領が
良すぎてちょっと違う。
初期の弘兼さんの作品は貧乏な文学青年の色濃く
それでいて田舎の匂いがして男くさい。
そこがすっごい好きなところで。
俳優に例えれば20年ぐらい前の渡瀬恒彦って
感じです。
そんな弘兼さんが若いときに小池一夫原作で
書いたのが「兎が走る」で、
この2人がコンビを組んだだけあってかなり骨太な
作品になってます。
かの名作「人間交差点」や「ハロー張りねずみ」の
原型ともいえる作品で、かなり重厚なタッチで
見ごたえありまくり。
ストーリーの芯になってるのはエリート刑事が
1人の女性に出会って数々の試練を乗り越える
のですが、その間に別のエピソードや色んな人
が出てきて、出会う人1人1人が深くて
シンプルで印象に残る。
んで、ラストを読み終えたときはまるで3時間の
映画を見たようですよ、大きな大きな渦のよう。
しかし、この作品、堂々と「愛とは何か」
って真正面から問う作品で、ここまで大きな
テーマでやってくれれば見る方もスカッとしますね。
まるで荒れ狂う大海原を目前で見てるような、
間違いなく感動作でした。
今では普通の書店では見ることがあまり出来ないけど
私の小さな頃、本屋の一角に何だかそこだけ違う
雰囲気を放っている棚がありました。
帯の部分が黒っぽくて、おどろおどろしいタイトル
が並ぶ漫画。恐怖シリーズっていうやつですね。
代表的なのが古賀新一、好美のぼる、さがみゆき・・
まさか何十年も経ってこの人がフューチャー
されていたことは知りませんでした。
その人とは森由岐子。
ひばり書房等の恐怖漫画の大家で貸本シリーズの
伝説の女王です
で、偶然見つけた一冊の本
「森由岐子の世界 ・伝説の少女マンガシリーズ
<著書>唐沢 俊一, ソルボンヌK子」
この本の内容は
<魔怪わらべ・恐怖の家
死美女がまねく夜
母が私を狙ってる
森由岐子作品・総まくり>となってます。
唐沢俊一さんがこの本では森さんの作品の横に
文字で小さくツッコミを入れていて、唐沢さんの
奥さん(?)と思われるソルボンヌK子さんとの
やりとりが何とも面白い。
小さい頃から病気がちだった私のために母親が
貸し本屋を見つけてくれて、一時期、良く通って
いたのだけど森由岐子のは狂ったように熱心に
読んでたような気がする。
ただ、森由岐子のことは私の記憶からはすっぽり
忘れてたのだけど、20年後かの今、これ読んだら
当時の記憶をこと思い出しました。
まるで脳の毛細血管にまで記憶されてかのような
懐かしさ。
しかし、今読むと恐いというより笑えてしまうのが
不思議。
トイレのない家、ドアの前にタテづけするタクシー、
ひたすらトイレを探して25ページ、背景が無茶苦茶な
遠近法・・・
他の作家では考えられない森さん独特のパラレル
ワールドが炸裂してて、何ともいえない味わい。
萩尾望都や竹宮恵子ら華々しい漫画家さんとは
正反対の位置にいるのかもしれない、でも
竹宮恵子より森由岐子の方が好き。
だって面白いんだもん。
しかし、森由岐子はこれだけものすごいものを
残してもメジャーで取り上げられる事はほぼ
ないし、この本でも森さんの素顔とかインタビュー
すら取り上げられてない。
だけど、昭和40〜50年代の漫画界を底辺から
支えたのは森由岐子ら怪奇シリーズの漫画家さんたち
の底知れぬパワーと奇天烈さだと思う。
それを今、現在進行形でずうっと発掘し続けてる
唐沢さんって凄い。こんな人がいたなんて!
と嬉しくなった。
私の小さな頃、本屋の一角に何だかそこだけ違う
雰囲気を放っている棚がありました。
帯の部分が黒っぽくて、おどろおどろしいタイトル
が並ぶ漫画。恐怖シリーズっていうやつですね。
代表的なのが古賀新一、好美のぼる、さがみゆき・・
まさか何十年も経ってこの人がフューチャー
されていたことは知りませんでした。
その人とは森由岐子。
ひばり書房等の恐怖漫画の大家で貸本シリーズの
伝説の女王です
で、偶然見つけた一冊の本
「森由岐子の世界 ・伝説の少女マンガシリーズ
<著書>唐沢 俊一, ソルボンヌK子」
この本の内容は
<魔怪わらべ・恐怖の家
死美女がまねく夜
母が私を狙ってる
森由岐子作品・総まくり>となってます。
唐沢俊一さんがこの本では森さんの作品の横に
文字で小さくツッコミを入れていて、唐沢さんの
奥さん(?)と思われるソルボンヌK子さんとの
やりとりが何とも面白い。
小さい頃から病気がちだった私のために母親が
貸し本屋を見つけてくれて、一時期、良く通って
いたのだけど森由岐子のは狂ったように熱心に
読んでたような気がする。
ただ、森由岐子のことは私の記憶からはすっぽり
忘れてたのだけど、20年後かの今、これ読んだら
当時の記憶をこと思い出しました。
まるで脳の毛細血管にまで記憶されてかのような
懐かしさ。
しかし、今読むと恐いというより笑えてしまうのが
不思議。
トイレのない家、ドアの前にタテづけするタクシー、
ひたすらトイレを探して25ページ、背景が無茶苦茶な
遠近法・・・
他の作家では考えられない森さん独特のパラレル
ワールドが炸裂してて、何ともいえない味わい。
萩尾望都や竹宮恵子ら華々しい漫画家さんとは
正反対の位置にいるのかもしれない、でも
竹宮恵子より森由岐子の方が好き。
だって面白いんだもん。
しかし、森由岐子はこれだけものすごいものを
残してもメジャーで取り上げられる事はほぼ
ないし、この本でも森さんの素顔とかインタビュー
すら取り上げられてない。
だけど、昭和40〜50年代の漫画界を底辺から
支えたのは森由岐子ら怪奇シリーズの漫画家さんたち
の底知れぬパワーと奇天烈さだと思う。
それを今、現在進行形でずうっと発掘し続けてる
唐沢さんって凄い。こんな人がいたなんて!
と嬉しくなった。
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